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事務局員の独り言 銃の所持に向けて(19)

コロナとカローラ (2019/7/15)

単身式散弾銃の分解・組み立て



さて、前回、上下二連式散弾銃の

分解について、お話ししました。

狩猟免許の取得では、上下二連式散弾銃の

分解と組立の練習をしておけば、

実技試験の準備に役立ちます。

実際に、散弾銃を購入する場合には、

いろいろな銃がありますので、

事前に、散弾銃の取扱いについて

勉強しておくことは重要です。

実際には、購入時に銃砲店でしか

実銃にさわることはできませんので、

ご注意ください。

新銃を購入するか、中古銃を購入して、

練習していくか。予算との相談ですね。

中古銃にもいろいろありますが、個人的には、

レミントンの中古銃をよく見るような気がします。

かつての中古車センターのコロナと

カローラのようなものかもしれません。

頑丈で長持ちするので、結構出回っています。

ここでは、870と1100、

スライド式と自動式の銃について、

分解方法をご説明します。

事務局はガンスミスではないので、

実際の使用者の説明程度に聞いておいてください。

分解の前に大切なこと。当然、脱包の確認です。

暴発事故は脱包の未確認と

使用者の引き金の操作が原因であって、

弾が勝手に飛び出すことは決してありません。


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870では、引き金前方に

機関部開放のノブがありますので、押して、

先台を手前に引いて機関部を開放します。

引き金に絶対触れないでください。

薬室の中に、実包はありませんね。

機関部を閉鎖するには、先台を前方に

スライドさせて機関部を閉鎖します。


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1100では、機関部横のレバーを

手前に引いて機関部を開放します。

この場合も、引き金に絶対触れないでください。

薬室の中に、実包はありませんね。

機関部を閉鎖するには、機関部下方の

ノッチを押して機関部を閉鎖します。


さて、分解です。

870では、先台前方に止めねじがついています。

このねじを緩めると、銃身を

取り外すことができますので、

交換銃身の付け替えができます。

先台の部品もはずすことができますが、

あまり意味がないので、

このままにしておきましょう。


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1100でも、先台前方に止めねじがついています。

このねじを緩めると、銃身を取り外すことが

できますので、交換銃身の付け替えができます。

次に、先台の部品を取りはずします。

この状態で、銃身を取り外すことができますので、

交換銃身の付け替えができます。

銃身には、装弾発射時のガス圧を

調節するネジがついています。

けっして、いじらないでくださいね。


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以上で、分解は終わりです。

なに?

もっと分解したい?

あまりお勧めしませんが・・・。


レミントンでは、トヨタと同様に

部品の共通化が進んでいます。

870も1100も機関部の横にピンがついていて、

スコープのマウントなどを取り付けることができます。

このピンは共通部品の一つです。

このピンをはずすと、引き金部分が取り外せます。


photo


1100も機関部の横にピンがついていて、

スコープのマウントなどを取り付けることができます。

このピンをはずすと、引き金部分が取り外せます。


photo


ここまでくると、いろいろと部品が

外れやすくなりますので、

気を付けてくださいね。

あっ、ほら!中のガイドが外れた!

引き金に触らないで! ネジが!!

ピョ~ン!!


銃砲検査や銃の更新申請の前日に、

分解しないことをお勧めします。

銃の更新ができなくなりますよ。


なお、高価な上下二連式散弾銃には、

簡単に着脱可能な交換型の引き金が

用意されているものもあります。

興味があって、予算に余裕があれば、どうぞ。


さて、次回は、「アパートの鍵貸します」

(鍵の管理について)をお送りします。


(これらの銃は札クレ事務局員の持ち銃です。

他人の銃には、触れておりませんよ。)




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