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事務局員の独り言 銃の所持に向けて(16)

赤あげて白さげて (2018/3/3)

(クレーピジョンの種類について)



さあ、射撃場に行きましょう。

所持許可証は持ってますね?

銃を忘れても、許可証は

忘れないでくださいね。

許可証を忘れて、銃を忘れないで持ってきたら、

これはかなりまずい状況ですから

気をつけてくださいね。

期間が有効な譲受許可証もありますね、

装弾が買えませんよ。

二連式銃の方は先台も忘れずに。

時々、銃身と機関部を持ってきたけど、

先台を忘れたという方がいます。

これでは、撃てませんから、念のため。

さて、射撃場ではいろいろな銃を見ることができます。

めずらしくても、人の銃にはさわらないでくださいね。

「さわってもいいですか?」これも御法度ですよ。

人格を疑われちゃいますから、

気をつけてくださいね。

でも、本当にめずらしい銃が見られるんです。

水平二連銃もそのひとつ。

photo1

西部劇に出てくる銃そのものですね。

銃だけでなく、装弾もいろいろな種類のものがあります。

メーカーが違ったり、仕様が違っていたり。

今日は、トラップ射撃をしますか? 

スキート射撃ですか?

トラップ射撃なら、「ナナハン」が必要ですね。

スキート射撃なら、9号を使用してください。

トラップ射撃で、9号でもいいの?

構いませんよ、飛びや当たりが

悪くなるかもしれませんが。

射撃場によっては、トラップ射撃で

3号以下の装弾の残弾処理もできます。

3号装弾より粒の小さい散弾のことです。

3号以下の装弾はカモ猟などで使用します。

狩猟免許の期間が有効であれば、

次期の銃猟で消費できますが、猟期が終わった後に、

残弾処理として射撃会などで消費することも多いです。

スキート射撃では、射撃場の保安距離の仕様から、

通常は、9号以外は使えません。

射撃にあった装弾を用意しましょう。

こちらのトラップ射撃場では、皆さんが

ナナハンを使用されていますね。

photo2

おや? 同じナナハンなのに何か違いますね。

24と28?

これは実包に装填されている散弾の重さです。

24グラム装弾は上下二連式銃に使用し、

28グラム装弾は自動銃に使用します。

自動銃で24グラム装弾を使用すると、

銃によっては、空薬莢が回転せずに、

排莢不能になることがあります。

二発がけの連射ができなくなります。

さて、まずは、皆さんの射撃を見学してみますか。

射座に入り、実包を装填して、構えて、

コールして、オレンジのお皿が・・・。

あれ、今のお皿、白かったぞ。

実は、クレーピジョンと呼ばれる飛行標的の

色はオレンジだけではありません。

photo3

オレンジ、白、黒?

いろいろありますね。

遊びで行う射撃では、オレンジの皿に

白を混ぜておいて、白いお皿を割ると

減点するというゲームもあります。

新人さんがこのゲームに参加して、1ラウンド終了後の

成績がマイナスだったなどという笑い話もあります。

黒いお皿は?

これは、秋の紅葉時や、冬の積雪期に、

視認性を高めるために、黒くしているとか。

オレンジのお皿が二枚あります。どこか違うの?

photo4

裏側を見てみましょうか。

photo5

左側のクレーはパウダークレーと呼ばれるもので、

的中時にオレンジの煙を出して

的中を確認させるものです。

値段が高いのでなかなか使えません。

中には、当たっても煙の出ない

鋼鉄製のクレーもあるようですが・・・。

photo6

射撃中には、クレーが最初から割れて

放出されることもあります。

その時には、プーラーさんが大声で知らせてくれます。

「ノーターゲット」、「ノーバード」、「でわれ~」

いろいろ表現方法があるようです。

この場合は、撃ってはいけませんよ、

点数を取られちゃいますから。

スキート射撃では、同射というものもあります。

プール、マークの両方からクレーが同時に出る

ダブル射撃の時に、一発で両方の

クレー皿を割ってしまうこと。

やった、儲けた、一石二鳥、一発2クレー。

残念です、撃ち直しです、装弾は足りてますか?

スキート射撃では、射撃場の中央に

センターポールと呼ぶ目印の他に、

左右に射撃限界線と呼ばれるポールが立っています。

この左右のポールの間をクレーが

飛んでいる間に射撃をしなければなりません。

射撃限界線を超えてから撃つことは

危険ですのでやめてくださいね。

そのような状態は、そもそも撃ち遅れてますから。

スキート射撃では、1番、7番、8番の射座では、

クレーの破片が飛んできますので、

気をつけてくださいね。

photo7

さて、こちらの黒いクレーは形と大きさが違います。

この小さいクレーは、ラビット用のクレーです。

ラビットは、猟友会のフィールド射撃で

採用されている種目です。

ころり転がる木の根っこ・・・。

クレー射撃にもいろいろありますね。

これから、安全に楽しんで行きましょう。

さて、次回は、次回は・・・、ネタ切れです。

新しいネタが見つかれば、また、掲載しますね。

今度は、射撃場でお会いしましょう。

(この話はフィクションだと思ってください。どこかの射撃場で実際にあったことにどんなに似ていても、それはあなたの気のせいだと思ってください。お願いします。)




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