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事務局員の独り言 銃の所持に向けて(13)

だるまさんがころんだ (2017/12/5)

(銃の照準について)


さて、そろそろ射撃場で射撃デビュー準備の予定でしたが、

またまた、予定変更です。

巷では、黄金の左手が、和製ベーブルースを

連れてきており、いつまでもハンカチ王子を

遊ばせておくわけにはいかないのですが・・・。


時々、射撃場の休憩場所で、

「・・・だるまさんが・・・」がという話を

耳にすることがあります。

先日も射手のかたがお二人でお話をされていました。

この前、所持許可を受けてから数年経つ射手のかたから、

「だるまさんって、知ってましたか?」と聞かれました。

答えは「はい、知ってましたよ。」です。

さて、射撃教習で銃の安全取り扱い、保持の仕方、

照準の合わせ方を教わりましたね。

その時に、だるまさんの話は出ませんでしたか?

射座に入った時に、右利きの人ならば右斜め45度の

方向に体を向けて、左足に体重をのせて、

銃床の付け根は右肩に合わせ、

銃床の上に右頬を合わせ、

右目で銃身の上のリブを通して先を見ますね。

(スキートの8番ならば右足に

体重をのせるところですが。)

この時に、銃身の上に、照星、

中間照星、照門が見えます。

照門がない銃もあります。

(写真 照星と中間照星)


photo1


右目、右頬、右肩、このバランスにより、

照星、中間照星の見え方が変わります。

(写真 照星と中間照星の見え方の違い)


photo2


写真は、左から、銃口が上を向きすぎている場合、

やや上を向いている場合、まっすぐ先を向いている

場合の照星と中間照星の見え方を表しています。

照星と中間照星が、上下につながり、

だるまさんの形に見える時、銃口が

狙いを定めた方向に向いています。

この状態で実包を発射すると、

クレーの左右または上方への移動距離分だけ先を

狙っていれば、クレーに的中します。

クレー射撃では、クレーの上に散弾が散開しているか、

下なのか、クレーの後ろに散弾が散開しているのか、

前なのか、各々の違いにより、クレーに的中しません。

だるまさんを見ていたか、クレーの移動分を

計算して先を狙ったかが大切です。

人により、銃口を止めておいて、

狙い打ちをする人もいますが、クレーに合わせて、

銃をスイングする事が重要になります。

これは、射撃場で他の射手に姿勢を

見てもらいながら、練習しましょう。

初心者親切指導の札クレでは

初心者のかたにも周りが親切に

教えてくれますよ。


クレー射撃だけでなく、狩猟などで銃猟に

使用する場合は、拡大倍率のない

ドットサイトなどを使用する人もいます。

シカ猟などの遠距離射撃の場合は、

拡大倍率のあるスコープを使う人もいます。

(写真 ドットサイト)


photo3


ドットサイトをご存じですか?

「♪赤色になる、緑にもなる、

ドットの色は猟場次第なの♪」

山本リンダの「どうにもとまらない」ではありませんが、

なかなか見やすくて、動きの速い射撃では

使いやすい面もあります。

遠方で木化けしているエゾシカの場合は

倍率のあるスコープが欲しいところですが。

(写真 ドットサイトの照準1)


photo4



(写真 ドットサイトの照準2)


photo5


スコープやドットサイト、照星、照門など、

銃の照準を合わせるものはいろいろありますが、

まずは、一呼吸置いて、周囲の安全を確認して、

それから、おもむろに銃口に狙いをつけたいものです。


猟場での、いわゆる「ガサ・ドン」、

「ガサガサ」と藪の中で音がしたので、

獲物かと思って、「ドン」と発砲した。

これは、絶対にいけません。

友だちをなくしちゃいますよ。


でも、射撃場でも、

矢先の安全は確認してくださいね。

実包を装填してから振り向くことは

決してないように気をつけてくださいね。



さて、次回こそ「ハンカチ王子」

(射撃場デビューに向けた準備について)

をお送りします。(大丈夫かな・・・)


(この話は実話です。でも、時々だるまさんを忘れます・・・。)


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